機守神社
桓武天皇の時代、奈良から平安京に都が移された際、郡役人の久助が宮中に仕えました。
そこで久助は、身分の高い白瀧姫に恋をしました。
天皇が苦労をねぎらうために望みを尋ねたところ、久助は白瀧姫を嫁に欲しいと願いました。
天皇は和歌の競い合いを提案し、勝った久助は白瀧姫と結ばれ、上野国(現在の群馬県桐生市)に住みました。
白瀧姫は養蚕や織物を里人に教え、没後は機守様として祀られました。
文政二年、八王子の職人が夢告を受けて大善寺境内に機守様を勧請しました。
以来、織物産業の神様として、また、縁結びの神様として篤い信仰を受けています。