大善寺について
Daizenji大善寺(山号:観池山、院号:往生院、本尊:阿弥陀如来)
関東十八檀林の一。通称「滝山(たきやま)大善寺」。
滝山城主北条氏照の開基、牛秀上人の開山。「子育て上人」として関東一円で名高い吞龍上人が三代目住職を務めました。
滝山城から移転し八王子城に拠ったことから、江戸時代には現在の市街地に移り、八王子城での戦死者の追悼供養を兼ねた十夜法要が盛大に営まれるようになりました。八王子の町を代表する祭礼となり「関東三大十夜」の一つ「諷誦文(ふじゅもん)十夜」として名を馳せました。
慶応三年(1876)と明治十八年(1885)に度重なる火災に見舞われたが復興し、維新後、明治二年(1869)には勅願所となっています。関東大震災や八王子空襲などを経て、戦後に単立寺院となりましたが、平成三十年(2018)に浄土宗へ復帰しました。
※大横町時代の大善寺の様子は下の「大善寺境内略図」をご参照下さい。